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フリードとシエンタを価格や実用性から徹底比較した結果→フリードの方が魅力的!

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昨今は世界中でクロスオーバーSUVと呼ばれるジャンルの自動車が人気を博していますが、ここ日本では以前からミニバンの人気が根強いです。現在のミニバン販売台数の中心となっているのはやはりミドルサイズミニバンですが、近年はコンパクトミニバンと呼ばれる小型のミニバンも高い人気を誇っています。

コンパクトミニバンの代表的な存在として、ホンダ・フリードとトヨタ・シエンタが頭に思い浮かぶ人は多いでしょう。そもそもコンパクトミニバンの車種自体がミドルサイズミニバンと比べると少ないので、実質コンパクトミニバン市場はフリードとシエンタの二強です。

今回はファミリー層を中心に高い人気を集めるフリードとシエンタの特徴や魅力を徹底解説。本当に魅力的なミニバンはどちらなのか徹底比較して結論を出したいと思います。

たくさんの魅力が備わっているフリード

引用元:フリード公式ページ

フリードはホンダが2008年から製造・販売を手がけているコンパクトミニバンです。現在販売されている2代目フリードは2016年から販売が開始され、高い人気を博しています。

納車の売れ筋コンパクトカーであるフィットをベースに設計・開発が進められているので、コンパクトカーとミニバンの魅力を両立していることがウリのひとつです。具体的にはフィットとさほど変わらないボディサイズでありながら、ミドルサイズミニバンに迫るほどの広大な車内空間を実現しています。

ボディサイズがコンパクトとはいっても、あくまでミニバンであることに変わりはありません。両側スライドドアや低床フロアなど、昨今のミニバンに欠かせない装備はもちろん採用されています。

フリードは当時コンパクトミニバン市場を独占していたシエンタの牙城を打ち崩すために、ホンダが新たに発売した車種です。シエンタの後発として登場している以上、コンパクトミニバンとしての魅力でシエンタに負けるわけにはいきません。

しかし、昨今のコンパクトミニバン販売台数ではシエンタがナンバーワンとなっています。フリードもシエンタに迫るほどの人気を獲得しているのですが、やはりトヨタのブランドにはもう一歩届かない印象です。

コンパクトミニバンの代表格、シエンタ

引用元:シエンタ公式ページ

シエンタはトヨタが2003年以降、製造・販売を出かけているコンパクトミニバンです。フリードの直接的なライバル車種にあたります。

現在販売されているシエンタは2代目モデルで、2015年に登場しました。初代シエンタはキュートなフロントマスクとスタイリングをウリとしていたのですが、現行シエンタは先進的でスタイリッシュなイメージが強くなっています。

シエンタもフリードと同様、コンパクトなボディの中に広々とした車内空間を実現しているのが最大の特徴です。実際にその目で確認すると本当にコンパクトなボディなのですが、そんな小さなボディの中に最大7名の乗車定員を確保しています。

ミドルサイズミニバン市場に比べると細々と継続している印象のあるコンパクトミニバン試乗ですが、初代シエンタの発売以降、シエンタはコンパクトミニバン市場で常に好調な販売台数を記録し続けています。

シエンタを研究し尽くして誕生したフリードでもその販売台数にはなかなか届かず、シエンタの一強体制が現在でも継続している状況です。それだけの魅力がシエンタには備わっているということなのでしょうか。

フリードとシエンタを徹底比較!

それぞれの特徴を簡単に解説したので、次はフリードとシエンタの詳細に迫っていきたいと思います。それぞれの魅力を比較した上で、最終的にはどちらがおすすめのコンパクトミニバンなのか結論を出したいと思いますので、ミニバンの購入を検討している人は最後までご覧ください。

今回比較を行う項目は以下の10項目です。

  • 外観
  • 内装
  • 車内空間
  • 荷室空間
  • エンジンスペック
  • 燃費性能
  • 走行性能
  • 車両価格
  • 収納スペース
  • シートアレンジ

それではひとつずつ丁寧に解説を進めていきたいと思います。

外観

まずはフリードの外観からチェックしていきましょう。

引用元:フリード公式ページ

昨今は押し出し感の強い迫力のあるフロントマスクがトレンドとなっているミニバン市場。大勢の人がいかついフロントマスクをかっこいいと思っていて、実際にそれは販売台数の多さから伺うことができます。

フリードのフロントマスクはというと、非常に先進的でスタイリッシュではあるのですが、押し出し感はそれほど強いわけではありません。極めてシンプルなフロントマスクだと思います。

切れ長のヘッドライトと連続するフロントグリルは、ホンダのデザインテーマであるソリッドウイングフェイスです。人気ミニバンのようにメッキパーツを多用しているわけでもなく、洗練されたかっこよさだと思います。

ボディサイドはスクエアボディにしては複雑な面構成です。フロントフェンダーからスライドドアのレールまで続くキャラクターラインからは軽快な印象を感じます。

サイドウィンドウガラスは面積が大きく、運転席からでも広々とした視界を確保することができそうです。全体的に見て、とても優れたデザインだと思います。

続いて、シエンタの外観をチェックしましょう。2018年にマイナーチェンジが実施されたばかりのシエンタですが、外観デザインに大きな変更点はありません。

引用元:シエンタ公式ページ

一目見ればシエンタだとわかる強烈な個性を感じ取ることができます。フロントマスクはどちらかというと可愛らしさを感じるデザインですが、昨今のトヨタらしいスタイリッシュな印象も充分です。

フリードはフロントグリルをコンパクトに配置していましたが、シエンタは台形状に大きく配置しています。フロントグリルの上部を囲っているメッキパーツがいいアクセントになっていますね。

ヘッドライトから連続しているブラックのガーニッシュによって、涙目風のデザインとなっていますね。リアのデザインと共通していて面白いと思います。

フロントマスクはインパクトが強いですが、ボディサイドはフリードと比べるとシンプルです。キャラクターラインは緩やかで、のびのびとした印象を受けます。

ただし、リアのタイヤハウスからスライドドアまで突き出した意匠やクォーターウィンドウガラスの形状はとても個性的です。ピラーを境にしてツートンカラーになっているのもおしゃれだと思います。

外観に関しては人それぞれ好みがあると思うので一概にはいえません。ただし、大勢の人が素直にかっこいいと感じることができるのはフリードだと思います。それに対し、シエンタは個性と先進性の面で分がありますね。

内装

続いて、フリードとシエンタの内装を比較していきたいと思います。まずはブリードの内装からチェックしていきましょう。

引用元:フリード公式ページ

フリードの内装は外観と同様極めて洗練されたデザインです。一部のグレードに限られますが、運転席前と助手席前には木目調のオーナメントパネルが広がっています。

中央にはシルバーのオーナメントで囲まれたナビパネルが配置。その下にエアコンスイッチ類とシフトノブが配置されているという、構成自体はオーソドックスなものです。

助手席側にはドリンクホルダーとオープントレイが配置されています。運転席側にはおしゃれな形状のステアリングホイールが配置、本来メーターパネルが配置されている位置には収納スペースが完備。

そのさらに奥、ダッシュボード上部にメーターパネルが配置されています。全体的に質感が高く、おしゃれな印象を受けました。

続いて、シエンタの内装をチェックしてみましょう。シエンタの内装は外観と同様、個性的なデザインを採用していることがわかります。

引用元:シエンタ公式ページ

内装の中央に位置するインストルメントパネルの構成自体はフリードとほぼ同じです。全体的に丸みを帯びたデザインで、助手席側のオーナメントとナビパネルが連続するような形は特別感がありますね。

助手席前にはフリードとは大きく形状が異なるものの、ドリンクホルダーとオープントレーが配置されています。インストルメントパネルのさらに下側に収納スペースがありますが、こちらもフリードと同じです。

運転席側を見てみましょう。ダッシュボード上部にメーターパネル、手前にステアリングホイールというのはフリードと同様ですが、シエンタはステアリングホイールも個性的なデザインを採用していますね。

遊び心がしっかりと感じられるデザインで、ファミリーカーとしては最適ではないでしょうか。ただし、外観と同様内装もそれぞれ好みがあります。質感が高く無難な内装であるのは間違いなくフリードです。

シエンタは少々個性が強すぎるように感じてしまいます。また、シエンタの内装はおしゃれではあるのですが、フリードの内装に比べるとやや質感が低いので、内装に関してはフリードの方が優れているように感じました。

車内空間

コンパクトミニバンの最大の魅力である車内空間。ミドルサイズミニバンに迫るほどの車内空間がフリードとシエンタには備わっています。

まずはフリードの車内空間をチェックしましょう。

引用元:フリード公式ページ

5ナンバーの小型乗用車であるにもかかわらず、車内空間はとても広々としています。室内長のスペースもしっかりと確保されていますが、個人的には室内高がしっかりと確保されているところを評価したいです。

2列目シートや3列目シートの足元スペースも充分。3列目シートは少々狭く感じるかもしれませんが、2列目シートなら成人男性でもゆっくりとくつろぐことが可能です。

2列目シートにキャプテンシートが採用されているため、画像のフリードは6人乗りモデルですね。フリードは2列目シートにベンチシートを採用した7人乗りモデルもラインナップしているのでその点はご安心ください。

続いてシエンタの車内空間をチェックしていきます。

引用元:シエンタ公式ページ

シエンタもコンパクトカーに近いボディサイズとしてはとても広々とした車内空間を実現していますが、フリードと比べると若干窮屈感があるようです。
2列目シートの足元スペースは充分ですが、 3列目シートがフリードよりもやや狭いように見えます。 実際の数値に大きな差はないのですが、実際に目で見た印象も大切ですよね。

個人的に気になるのは、シエンタの2列目シートの足元。ちょうど真ん中に座る乗員の足元にセンタートンネルによる凹凸があることがわかります。フリードの2列目シート足元にはそのような凹凸は確認できません。

本当にわずかな差ではありますが、 今回の比較では車内空間はフリードに軍配が上がると判断したいと思います。決してシエンタの車内空間が狭いというわけではなく、フリードの方が車内を広く見せる工夫が感じられたのでフリードの方が魅力的と判断しました。

荷室空間

ファミリー層は旅行や帰省で、大きな荷物を積載する必要があります。どんなに優れたミニバンであっても荷物を積載することができなければ全く話になりませんよね。フリードとシエンタは広大な荷室空間を実現することが可能です。

まずはフリードの荷室空間からご覧ください。

引用元:フリード公式ページ

まず目に入るのはとても広い開口部。開口部が広く確保されているおかげで、荷物の積載のしやすさが一般的な車と比べて段違いです。女性にとっては地上高が低く設定されているところもありがたいはず。

3列目シートを展開している時はフリードの荷室空間は無いに等しいです。もちろん、3列目シートを格納すれば一般的なコンパクトカーよりもはるかに広い荷室空間を確保することができます。

詳細は後述しますが、2列目シートを上手に活用することでさらに荷室空間を広げることもできるのです。個人的には荷室高がしっかりと確保されている点に魅力を感じました。

続いてシエンタの荷室空間をチェックしてみましょう。

引用元:シエンタ公式ページ

シエンタもフリードに負けず劣らずの広い開口幅を実現していることがわかります。3列目シート格納しないと荷物がほとんど積載できないのはフリードと同じです。

ただし、3列目シートを格納すれば奥行きのある荷室空間が出現します。荷室フロアの低さなどをチェックする限りでは、 しっかりとユーザーのことを考えて設計されていることがわかりますね。

密室空間の広さや使い勝手に関してはどちらも高い水準を実現しているので、今回は引き分けということにします。

エンジンスペック

ミニバンは一般的な車と比べて乗車人数が多くなるのでパワフルな動力性能を実現したエンジンを搭載する必要があります。とはいえフリードとシエンタはコンパクトミニバンなのでパワフルなエンジンは必要としておらず、実際に搭載してるエンジンもコンパクトカーに搭載されているものと大きな差はありません

まずはフリードのエンジンスペックから解説していきます。まずはガソリンモデルのエンジンスペックです。

フリードのガソリンモデルが搭載しているエンジンは1.5L直列4気筒エンジン。 最高出力は131馬力、最大トルクは15.8kgmを発生します。1.5Lのエンジンとしては標準的な実力ですが、ミニバンとしてはやや物足りない印象も否めません。

フリードのハイブリッドモデルも1.5L直列4気筒エンジンを搭載しています。 こちらはアトキンソンサイクルという特殊なエンジンで、動力性能はガソリンモデルよりもやや控えめです。

最高出力は110馬力、最大トルクは13.7kgmとなっています。ただし、ハイブリッドモデルの場合はこの動力性能にハイブリッドシステムの出力が加算されます。

ハイブリッドシステムの最高出力は29.5馬力、最大トルクは16.3kgmです。数値上での比較ではガソリンモデルに軍配が上がりますが、実際に走行してみるとハイブリッドモデルの方が力強い動力性能を実現しているということになりますね。

続いて、シエンタのエンジンスペックを解説。 シエンタもフリードと同様、ガソリンモデルとハイブリッドモデルの2種類が設定されています。まずはガソリンモデルのエンジンスペックです。

シエンタのガソリンモデルは1.5L直列4気筒エンジンを搭載しています。排気量はフリードと同じですが、最高出力は109馬力(4WDモデルは103馬力)、最大トルクは13.9kgm( 4WDモデルは13.5kgm) とフリードよりも劣る数値です。

フリードでもやや物足りない印象があるのに、シエンタのガソリンモデルはそんなフリードよりもさらに動力性能が低いことになります。フリードとシエンタのガソリンモデルのエンジンスペックはフリードの方が優れていることがわかりました。

続いて、シエンタのハイブリッドモデルですが、搭載しているのはフリードと同じアトキンソンサイクルエンジンです。しかし、最高出力74馬力、最大トルク11.3kgmとまたしてもフリードの方が数値上では上回っています。

ところが、シエンタが採用しているハイブリッドシステムはフリードのハイブリッドシステムよりもパワフルな動力性能を実現。最高出力は61馬力、最大トルクは17.2kgmです。

これらを考慮すると、最高出力ではシエンタが、最大トルクではフリードが上回っているということになりますね。 ガソリンモデルは圧倒的大差でフリードが、ハイブリッドモデルでは僅差でシエンタが優れているという結果になりました。

燃費性能

ミニバンはボディサイズが大きいので、燃費性能はあまり優れている方ではありません。しかし、ボディサイズがコンパクトなフリードとシエンタはコンパクトカーとほとんど変わらない高い燃費性能を実現しています。

まずはフリードの燃費性能をチェックしてみましょう。フリードのガソリンモデルの燃費性能はJC08モード・16.4~19.0km/Lです。乗車定員の多いミニバンであることを考えると、ガソリンモデルでも充分すぎるほどの数値を実現していることがわかります。

続いて、フリードのハイブリッドモデルの燃費性能ですが、こちらはJC08モード・25.2~27.2km/L。やはりハイブリッドシステムを搭載しているだけあって優れた燃費性能で経済的です。

次にシエンタの燃費性能をチェックしていきたいと思います。シエンタのガソリンモデルの燃費性能はJC08モード・15.4~20.2km/Lです。グレードによっては劣っているものもありますが、全体的にはシエンタの方が優れた燃費性能を実現しています。

続いて、シエンタのハイブリッドモデルの燃費性能。シエンタのハイブリッドモデルはJC08モード・28.8km/Lというとてつもなく優秀な燃費性能で驚きです。

28.8km/Lというと多くの軽自動車が超えることができていない高い数値。燃費性能に関してはガソリンモデルもハイブリッドモデルも、シエンタの方がはるかに優秀であることが判明しましたね。

走行性能

ミニバンは基本的にどんな車よりも走行性能が劣るジャンルです。全高が高く設計されているため、カーブを曲がるときに大きく車体がふらついてしまうことがあります。

そもそも車両重量が大きいので同じエンジンを搭載している車種と比較しても、加速性能をはじめとする様々な面で劣ってしまいます。それでは、フリードとシエンタの走行性能はいったいどれほどなのでしょうか

まずはフリードの走行性能を解説します。

引用元:フリード公式ページ

フリードはベースであるフィットと同じ1.5L直列4気筒エンジンを搭載しています。最高出力や最大トルクに変更はないので、車両重量が大きいフリードの方がフィットよりも加速力が低く、トルクも薄く感じるはずです。

車両全高もフィットの方がはるかに低く設定されています。カーブを曲がるときもフィットの方が安定した走りを見せてくれるでしょう。これはハイブリッドモデルでも同様の結果になります。

次にシエンタの走行性能を解説します。

引用元:シエンタ公式ページ

シエンタのガソリンモデルはトヨタが小型車向けに展開している1.5L直列4気筒エンジンを搭載、シエンタのハイブリッドモデルは同社の代表的なコンパクトカーであるアクアと同じ1.5L直列4気筒エンジン+ハイブリッドシステムを搭載しています。

どちらも最高出力最大トルクに変更点はありません。シエンタと同型のエンジンを搭載している車種と比べると、車両重量が重いぶんシエンタの方が努力性ので劣っていることがわかります

少なくとも走行性能においては、アクアをはじめとするそのほかの小型車の方が優れていることは間違いありません。それではフリードとシエンタの走行性能はどうでしょうか。

ガソリンモデルに関しては車両重量でシエンタが勝っていますが、動力性能に関してはフリードの方が勝っています。そのため、運転していて軽快な印象を感じるのはシエンタで、単純な加速勝負ではフリードに軍配が上がるのではないかと思います。

ハイブリッドモデルに関しては、 動力性能と車両重量で勝るシエンタの方が圧倒的に優れているでしょう。ただし、フリードのハイブリッドモデルは7速DCTを採用しています。

そのため、動力性能では劣っていてもダイレクト感のある走りを楽しむことが可能です。実際の動力性能と運転の感覚は異なります。運転して速さや楽しさを感じるのはフリードになるでしょう。

車両価格

昨今はハイブリッドカーが一般的になりつつあることや先進安全装備の標準採用などが関係して、車の価格はどんどん高騰しています。実用車としては元から高価な部類だったミニバンも例外ではありません。

ところが、フリードとシエンタはコンパクトカーに限りなく近いミニバンであるため、車両価格設定に置いてもコンパクトかとさほど変わらないリーズナブルな価格を実現しています。フリードとシエンタではどちらの方がリーズナブルな価格を実現しているのでしょうか。

まずはフリードのガソリンモデルから車両価格を紹介します。 フリードのガソリンモデルの価格は1,880,000円~2,852,280円(税込)です。幅広いグレード展開によって、価格帯の幅も広くなっていることがわかりますね。

フリードのハイブリッドモデルの価格は2,256,000円~3,152,520円(税込)です。ガソリンモデルもリーズナブルな価格設定を実現していますが、ハイブリッドモデルも非常にお買い得な印象を受けますね。

次にシエンタのガソリンモデルの車両価格を紹介しましょう。シエンタのガソリンモデルの価格は1,776,600円~2,172,960円(税込)となっています。ベースグレードはフリードよりも安価で、最上級グレードにおいてもフリードよりはるかにリーズナブルであることかわかりますね。

シエンタのハイブリッドモデルの価格は2,187,000円~2,532,600円(税込)です。ハイブリッドモデルに関してはベースグレードの価格は僅差ですが、やはり最上級グレードに関してははるかにシエンタの方が安く設定されている様子。

競合車種なのにどうしてこれほどまでに価格設定が異なるのでしょうか。実はフリードには最上級グレードにスポーツモデルが設定されています。

このスポーツモデルがフリード全体の価格設定を引き上げているのであって、スポーツモデルを除いた価格帯はシエンタと大差ありません。スポーツグレードを除いたフリードの最上級グレードはガソリンモデルが2,332,200円(税込)、ハイブリッドモデルが2,676,000円(税込)となっています。

収納スペース

引用元:シエンタ公式ページ

昨今の車は本当に収納スペースが豊富に用意されていますよね。特に軽自動車やコンパクトカー、ミニバンにはこれでもかというほどの収納スペースが備わっています。

もちろん、フリードとシエンタにもたくさんの収納スペースが用意されているのでとても便利です。 まずはフリードの収納スペースを以下に記載します。

  • インパネトレイ
  • センターテーブル
  • コンビニフック(運転席/助手席アームレスト)
  • シートバックアッパーポケット
  • インパネアッパーボックス
  • ドリンクホルダー
  • ボトルホルダー付き大型ドアポケット
  • 収納式ドリンクホルダー
  • シートバックポケット
  • スライドドア・ボトルホルダー
  • リアサイド・ドリンクホルダー

グレード別設定の収納スペースもあるのですが、それにしても11種類もの収納スペースが備わっているのは驚きですよね。続いてシエンタの収納スペースを以下に記載します。

  • 助手席アッパーボックス
  • 助手席オープントレイ
  • 助手席グローブボックス
  • コンソールサイドポケット(助手席側)
  • 回転式買い物フック
  • 助手席カップホルダー
  • 運転席カップホルダー
  • フロントドアポケット&ボトルホルダー(両側)
  • フロントドアプルハンドルポケット
  • スライドドアポケット&ボトルホルダー(両側)
  • 助手席シートバックポケット
  • デッキサイドトリムポケット(両側)
  • デッキサイドボトルホルダー&スマホホルダー
  • マルチユーストレイ

シエンタには14種類の収納スペースが備わっています。 フリードも充分な数の収納スペースが備わっていましたが、シエンタはそれをさらに上回っていることがわかります。

ただし、実際には収納スペースの形状などで実用性は大きく変わってくるため、使い勝手に関しては人それぞれ異なるでしょう。 とはいえ、どちらも乗員の気持ちをしっかりと考慮したうえで収納スペースが配置されていて好印象です。

シートアレンジ

引用元:フリード公式ページ

シートアレンジが豊富であれば豊富であるほど車の使い方は広がっていきますミニバンは基本的にシートアレンジが豊富であることが多いのですが、フリードやシエンタのシートアレンジはどれくらい用意されているのでしょうか。そして、どのような工夫がなされているのでしょうか

フリードには3種類のシートアレンジが採用されています

  • 1列目・2列目アレンジモード
  • 2列目・3列目アレンジモード
  • 2名乗車+最大ラゲッジモード

1列目2列目アレンジモードは1列目シートと2列目シートをリクライニングさせることでゆっくりとくつろげる小休憩スペースを確保することができます。2列目・3列目アレンジモードは2列目シートをリクライニングして3列目シートと連結させることで作り出すシートアレンジです。

1列目・2列目アレンジモードよりもパーソナルな空間で休憩することができます。そして2名乗車+最大ラゲッジモードですがこちらのシートアレンジは出来る限りの密室空間を確保しながら2名乗車を可能にしたシートアレンジのこと。どれも便利でフリードの快適性は大きく高まるはずです。

続いてシエンタのシートアレンジを紹介します。

  • サードシートアレンジモード
  • ハーフラゲージモード
  • フラットラゲージモード

シエンタもフリードと同様3種類のシートアレンジが採用されています。サードシートアレンジモードは3列目シートダイブイン格納することで3列目シートの空間を荷室空間として活用できるシートアレンジです。

ハーフラゲージモードはセカンドシートの片側を格納することで長尺物の積載を可能にしたシートアレンジのことフラットラゲージモードは荷室空間を最大限確保しながら2名乗車を可能にしたフリードの2名乗車+最大ラゲッジモードと同じシートアレンジです。

どちらもシートアレンジの数は豊富に用意されていて、用途によって使い分けることができそうです。ただし、シエンタのサードシートアレンジモードやハーフラゲージモードはフリードでも再現することができます。そのため実際にシートアレンジが豊富に用意されているのはフリードということになりますね。

今回の比較ではフリードに軍配が上がる

引用元:フリード公式ページ

今回はフリードとシエンタを様々な項目で徹底比較を行いましたが、いかがだったでしょうか。全ての項目で接戦を繰り広げていましたが、ややフリードの方が優勢ではないかと私は判断しました。

やはりフリードはシエンタを研究し尽くして発売された後発モデルということもあって、様々な面でシエンタよりも優れているところが見受けられます。ただしフリードの方が優れているとはいっても、シエンタも充分に検討しているので実質的には引き分けでもおかしくはありません。

それほどまでにフリードとシエンタは魅力的なコンパクトミニバンであるということです。今回はフリードの方が優勢でしたが比較する項目を変えてみるとシエンタが優勢になる可能性も大いにあります。

当サイトではフリードを中心に記事を執筆していますが、やはりフリーとはミニバンの中でもトップクラスの魅力が備わっています。コンパクトなボディサイズに広大な車内空間、高い実用性と維持のしやすさ、そしてリーズナブルな車両価格。

これらを全て兼ね備えている車種はシエンタを除くと、ほかに見当たりません。何かとお金のかかるファミリー層にとってフリードはまさにうってつけの車種だと思います。

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