昨今は実用性や利便性を重視した車ばかりです。実用性や利便性が高い車は日常生活に欠かせないものとなりつつありますが、これはあくまで体の自由が利く健常者向けの実用性・利便性。体が不自由な方や年配の方にとっては、まだまだ配慮が足りない車も多いです。
しかし、近年は体が不自由な方でも安心して使える福祉車両と呼ばれるものを、メーカー側がラインナップしています。ホンダの売れ筋車種、フリードもそのひとつです。
今回はフリードに設定されている3種類の福祉車両について解説。福祉車両の購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
フリードは年配の方でも安心して乗り降りできる
引用元:フリード公式ページ
フリードはホンダが2008年から製造・販売を手掛けているコンパクトミニバンです。ホンダの売れ筋車種といえば、軽自動車のN-BOXやコンパクトカーのフィットが思い浮かびますが、これらの車種と同様、フリードは小柄なボディの中に広大な車内空間を確保しています。
ホンダがラインナップしている車種の中でも、トップクラスの人気を博しているフリード。人気の秘訣は上記で挙げたコンパクトなボディと広い車内空間のほかにもたくさんあります。
例えば、フリードは両側スライドドアと低床フロアを採用しています。両側スライドドアの高い利便性は周知の事実だと思いますが、低床フロアは小さな子どもや体が不自由な方でも乗り降りが楽になるのです。ファミリーカーとしてまさに打ってつけであるフリードは、ファミリー層を中心に高い支持を得ています。
フリードに設定されている福祉車両は3種類!
フリードは年配の方などが安心して乗車できる車ですが、病気やケガにより体が不自由な方々のために福祉車両をラインナップしています。その数はなんと3種類。用途に応じた異なる仕様の福祉車両なので、人それぞれの事情にマッチする福祉車両を選ぶことができるはずです。
車いす仕様車
引用元:フリード公式ページ
理由はどうあれ、車いすを利用している人は多いはず。普通の車だと車いすの積載は難しいか、積載できたとしても折りたたんで積載する必要があります。しかし、フリードの「車いす仕様車」は車いすに人が乗ったまま車いすを積載することが可能です。
車いすを積載する場所はラゲッジスペースで、ラゲッジフロアに備わっているスロープを展開することで、簡単に車いすを載せることができます。車いすからシートを乗り移るのは簡単なことではありません。自分で乗り移ることができる人もいれば、自分で乗り移ることが困難な人もいます。
「車いす仕様車」であれば、乗り移りの負担を軽減してくれるのです。また、車内には電動ウインチが備わっているので、車いすを電動ウインチで引っ張ればさらに乗り降りは簡単になります。あくまでほかの人のサポートは必要ですが、フリードの「車いす仕様車」なら気軽に外出ができるようになりますよ。
フリードの「車いす仕様車」のグレードはガソリンモデルの「G」、ハイブリッドモデルの「HYBRID G」の2種類です。どちらも駆動方式は2WD(FF)しか用意されていません。車両価格は「G」が2,440,000円(税込)、「HYBRID G」が2,722,000円(税込)と福祉車両としてはリーズナブルで、手の届きやすい価格帯となっています。
サイドリフトアップシート車
引用元:フリード公式ページ
年配の方々であれば病気やケガに限らずとも、足が不自由で車の乗り降りが困難だという人は、車いすに乗っている人よりも多いと思います。やはり年齢を重ねるとともに体は自由が利かなくなってしまうので、自分自身で歩くことができる人でも、自然と外出が億劫になっているはずです。
そんな人たちをサポートしてくれるのが、フリードの「サイドリフトアップシート車」。「サイドリフトアップシート車」はスイッチひとつでシートが回転・リクライニングしながら、車外へスライド下降してくれる機構が備わった福祉車両です。
フリードは低床フロアを採用しているため、ほかの車に比べれば乗降性は高いですが、それでも足が不自由な方にとっては乗り降りが大変だと思います。「サイドリフトアップシート車」であれば、地面に足がつく高さまでシートが下降してくれるので、乗り降りがとても簡単になるのです。
「サイドリフトアップシート車」の場合、乗り降りサポート機構が備わっているのは2列目シートなのでドアが邪魔になることはなく、シートの両側からほかの人がサポートすることができます。また、移動中もサポートする人が足が不自由な人の隣に座ることができるので、目が届きやすく安心です。
フリードの「サイドリフトアップシート車」のグレードも、ガソリンモデルの「G」とハイブリッドモデルの「HYBRID G」の2種類。駆動方式は2WD(FF )のみです。車両価格は「G」が2,380,000円(税込)、「HYBRID G」が2,662,000円(税込)と「車いす仕様車」よりも安価な価格設定となっています。
助手席リフトアップシート車
引用元:フリード公式ページ
比較的小人数での外出が多い人におすすめなのが「助手席リフトアップシート車」です。「助手席リフトアップシート車」はその名の通り、「サイドリフトアップシート車」で解説した乗り降りサポート機構が助手席に備わっている福祉車両のこと。
助手席のドアはスライドドアではなく通常のヒンジドアなので、ほかの人がシートの両側からサポートすることはできません。しかし、「助手席リフトアップシート車」には「助手席リフトアップシート車」ならではの魅力があります。
サポートが必要な方にとって、運転手がとなりに座っていることで安心感があります。また、助手席であればフロントガラスやドアガラスから外の景色が見えて、会話も弾むことでしょう。「車いす仕様車」や「サイドリフトアップシート車」よりも視界が広いので、気分が明るくなって外出が楽しくなること間違いなしです。
フリードの「助手席リフトアップシート車」のグレードはガソリンモデルの「G」のみとなっています。「車いす仕様車」や「サイドリフトアップシート車」に設定されているハイブリッドモデルの「HYBRID G」は、「助手席リフトアップシート車」には残念ながら設定されていません。
駆動方式も2WD(FF)のみで、車両価格は2,400,000円(税込)となっています。「車いす仕様車」よりはリーズナブルですが、「サイドリフトアップシート車」よりはわずかに高価となっています。
トヨタ・シエンタにもウェルキャブ(福祉車両)あり!
フリードにとって最大のライバルであるトヨタ・シエンタにも、ウェルキャブと呼ばれる福祉車両がラインナップされています。シエンタの福祉車両は全部で5種類もあって、フリードよりも充実しているところは大きな魅力です。
ただし、詳細は後述しますが、フリードに設定されている「サイドリフトアップシート車」の代替となる福祉車両は存在していません。その分、「車いす仕様車」と「助手席リフトアップシート車」の代替モデルは存在しているので、一長一短となっています。
車いす仕様車 タイプⅠ
引用元:シエンタ公式ページ
シエンタの「車いす仕様車 タイプⅠ」は車高降下機能が採用されています。このおかげで、なだらかなスロープ角度を実現しました。フリードの「車いす仕様車」と同様、車いすに座ったまま乗り降りができるので、車のシートに乗り移る必要がなく楽に移動することができます。
車いす仕様車 タイプⅡ
「車いす仕様車 タイプⅠ」は車いすの乗り入れが2列目シートにあたるところまででしたが、「車いす仕様車 タイプⅡ」は1.5列目にあたるところまで、車いすの乗り入れが可能です。運転席からも手が届きやすいので、安心して見守ることができます。ストレッチャー(担架)も乗り入れが可能のようです。
車いす仕様車 タイプⅢ
「車いす仕様車 タイプⅠ」をベースに、助手席回転チルトシートを標準装備した福祉車両が「車いす仕様車 タイプⅢ」となっています。後述する「助手席回転チルトシート車」の機能も備わった福祉車両なので、サポートが必要な人が複数名いる場合は重宝するはずです。
助手席回転チルトシート車 Aタイプ
引用元:シエンタ公式ページ
「助手席回転チルトシート車 Aタイプ」は助手席が回転、座面と背もたれがチルトする機構が備わった福祉車両です。乗り降りが楽になるというメリットがあります。ただし、フリードの「助手席リフトアップシート車」のように、シートが社外へ下降する機構は備わっていないので注意してください。
助手席回転チルトシート車 Bタイプ
「助手席回転チルトシート車 Aタイプ」をベースに、手動車いす用収納装置(電動)を標準装備したモデルが「助手席回転チルトシート車 Bタイプ」です。30kgまでの車いすならリフトがつり上げてくれるので、大変な車いすの積み下ろしも手間がかからなくなりますよ。
フリードは介護にも最適のミニバン!
今回はフリードに設定されている3種類の福祉車両を徹底解説すると同時に、ライバル車種にあたるシエンタのウェルキャブについても簡単に紹介しました。福祉車両をラインナップしている車種はどんどん増えているので、以前よりも選びやすくなっていると思います。
フリードはボディサイズがコンパクトにもかかわらず、広大な車内空間を確保しているミニバンです。スライドドアや低床フロアの採用により、体が不自由な方や年配の方々も気軽に外出を楽しめるようになるでしょう。
サポートする側にとっても、介護やサポートのハードルが下がって快適になると思います。シエンタのウェルキャブも魅力的ですが、個人的には細かいところまで配慮が行き届いているフリードの福祉車両がおすすめです。
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